偏頭痛のメカニズム

偏頭痛が始まると、何も手につかなくなったり、一日がとても憂鬱になります。その痛みが起こるメカニズムは、どのようなものなのでしょうか。

偏頭痛は、頭の内部に走っている血管が拡張したり膨張したりすると、心臓の拍動いわゆるドクンドクンとした動きに合わせて血管周辺の神経に過剰に刺激が伝わることにより起こります。これが、痛みのメカニズムです。

偏頭痛は、何かの原因で脳の中にある血管が拡がったり膨らんだりすると、三叉神経が圧迫されて、強い刺激を受けて始まります。三叉神経はこの刺激を受けて、痛みの原因となる物質である神経ペプチドを発散します。すると、血管の周囲に炎症が起きて、また三叉神経を刺激していき、ますます痛みがひどくなるという悪循環に陥ります。痛みが鋭くなっていくメカニズムは、このようなことが脳内で起こっているからです。

以上のように偏頭痛のメカニズムは、一度痛みが発生するとまたさらに痛みが増加していくケースが多いので、痛みが出だしたら早めに手を打っていくとよいです。

また偏頭痛が始まると、三叉神経から聴覚や視覚・嗅覚を操る中枢神経に刺激が漏れ伝わってしまい、音や光や匂いにやけに敏感になる随伴症状に悩まされることもあります。吐き気や嘔吐をひどく、繰り返してしまう方も中には見受けられます。痛みのメカニズムを知ることで、随伴症状まで発展しないこともありますから、痛みが起こったなと思ったら、安静にするなどの自分なりに対処していくようにしましょう。

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偏頭痛の前兆

偏頭痛は、両方もしくは片側の耳の近くの頭部で起こるズキズキとした痛みです。この痛みの前兆には、どのようなものがあるのかみていきます。

偏頭痛の前兆は、感じる方と感じない方とがいます。痛みは「前兆のある偏頭痛」と「前兆のない偏頭痛」の2つの種類に分けることができて、「ある」という方は全体の2割〜3割程度だといわれています。

「ある」という方は、頭痛が発生する前に、いくつかの予兆的なものがあります。「目の前がチカチカする」「フラッシュを焚かれたように視界が狭くなる」「目の前が暗くなったり、ぼやけたりする」「モノが二重に見える」などです。

痛みが発生する前に、このような症状が出る方は「あぁ、この後に頭痛が始まるかもしれないな」と分かる方もいますが、全く予兆的な症状が出ずに、急に頭痛が始まる方もいます。

このように偏頭痛の前兆は人それぞれで様々ですが、痛みが出るのは、予兆があってもなくてもどちらも同じです。痛みが出た時だけ、市販されているような痛み止めを飲んでいる方は、薬による耐性が体の中に出来てしまい、痛み止めが効かなくなっていく場合が多いです。こうなると1回で飲む痛み止めの量を増やさざるをえませんが、量を増やしたり、勝手に服用する回数の頻度を上げていくといったような自己判断は危険です。薬を飲む量が増えたり、薬が効かなくなったりした時は、早めに医療機関に行って医師の判断を仰ぐようにしましょう。

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偏頭痛の症状

偏頭痛の症状にさいなまれると、大変苦しいものです。偏頭痛の症状にはいったい、どのようなものがあるのでしょうか。

偏頭痛のお症状は個々によって様々ですが大まかに分類してみますと、まず痛みの出方としては、「ガンガン・ズキズキするような痛みが数時間から数日続く」「間欠泉的に、時々痛みが襲ってくる」というタイプに分けられます。この痛みが、多い方ですと週に1〜2回、少ない方で月に1〜2回程度の回数で発症するといわれています。

痛む箇所ですが、たいていは頭部のこめかみあたりから耳にかけての片側にだけ強い痛みを感じることが多いようです。しかしまれに、頭部の両サイドが激しく痛む場合もあります。

偏頭痛の症状が出ると、仕事や家事、勉強が手につかなくなるばかりか、能率や効率も各段に下がり悪くなります。中には痛みがひど過ぎて、寝込んでしまう事もあるようです。

偏頭痛の症状が出たら、室内を少し暗めにして、安静にじっと動かないでいることが好ましいようです。体を動かすと、血流がよくなって、脳内で血管が拡張したり膨張しやすくなりますので、じっとしていたほうが痛みの治まり方が早く終息に向かいます。

そのほかにも偏頭痛の症状が出始めると、頭痛以外に体のあらゆるところで、痛みの連鎖反応が起きることがあります。嘔吐や吐き気、胃のムカつきや、脳内で音がやけにうるさく響いたり、匂いに敏感に反応するようになることもあります。こういった場合もまた、安静にしていることが痛みを鎮めるために有効です。

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